・・・秘密の自主映画。
2003年12月8日December 7, 2003
常々、世話になっているCHのプロジェクトを手伝うため、午前8時30分の集合時間に合わせてフリーウェイをとばす。。
カリフォルニアでは、めったに雨が降らず天候つづきなのが普通だが、めずらしく夕べから雨。
そういう雨を心地よくも感じていた。
「ハイドロプレーニング現象」というのを日本の教習所にいるとき、何回も耳にしていた。 ・・といってもなかなか起きない。 うわさは聞くが見たことがない。 でも、よく聞く。
そんな「ハイドロ・プレーニング」を今日はついに体感してしまった。
時速65〜70マイル(法定速度)で走っていたとき、いきなり前方に霧が見えた。 朝の8時だいだし、フリーウェイでよくあるいきなり渋滞で急停車しないといけない状況は起こらない。・・そう思っていた瞬間、かすかに停車している車。 目を疑ったが、考える間もなく、どんどんと近づいていく。レーンを変えるにも、横を一度確認しなければならず、もしそれで移動できなければ、直進して大事故となる。 ・・そう思い、このままのレーンで停車しようと反射的にブレーキ。
ぜんぜんきかない。 横滑りをしないように、ブレーキを深く踏み込まず、踏んでははなしたりと、徐々に停車しようとするがダメ。 ハンドルをきるが、まったくそれもきかない。
・・要するに、そうやって玉突き事故が起こっていたところに、突っ込んでいった。
なんとか、一台はよけきったが、先に衝突して停車していた車にあたる。
ボンネットが盛り上がる。
衝突により幸い車は止まったが、その瞬間、こんどは後ろから猛スピードの車がやってくる・・そうおもい、急いで振り向く。 ・・まだ、来ていない。 エンジンをかけ、移動しようとしたが、前に進まない。 車からでて、カープール(搭乗者2人以上でないと罰金をもらう一番速いくるまの走るレーン)に逃げたが、そこも実際あぶない。 でも中央分離のブロックがあるのでまだマシ。
その玉突き衝突は全部で7・8台。 救急車と警察が一気にやってきて、フリーウェイをしばらく封鎖した。
運良く、かすり傷をひざにつくっただけですみ、追突した車に乗ってたラティーノ系のにいちゃん二人も一応大丈夫そう。 ・・おそらく、あとで首にくるだろうが。。 保険はいっててよかった。。 で、最初に事故ったちょう本人は、四駆に乗っていたのでピンピン。 で、初めにその車に追突した人は、血だらけ。 意識はあったようだが。。 その後ろの若手白人ギャルは、エアバックの出た狭い運転席で、携帯電話中。 さっきぎりぎりよけた車はその後ろだが、そこまで行くには少し遠い。 見渡すと大渋滞。 事故に関係したくるまは、つぎつぎとショルダーへ移動したが、動けない車は即トーイングか、パトカーにうしろのバンパーを押してもらい、ショルダーへ移動。 こっちのパトカーはすごい。 ・・衝突後、ブレーキが壊れてきかなかったので、微妙にあせっていたが。。
最初に事故ったくるまが全部の車に支払いをするかが気になるが、おそらくそれは無理。 おそらく被害にあったみんな弁護士を立てるだろう。 僕の場合、今のところどうするかまだ分からない。。
・・たぶん最初に事故ったくるまも、ハイドロプレーニングで一人こけしてて、そこに後続のくるまがぶつかってきたのだろう。 きっと、あのあたりいったいに、たっぷりと雨水がたまっていたのだろう。 そういえば、この辺のフリーウェイの水はけとかの整備がしっかりしているはづがない。。
とりあえず、車は廃車以外にありえない。 古いくるまで、修理代の方が買った価格よりも高くなる。 で、修理して乗っても、最後に売りはらえない。
前のオーナーは、ボディボードをしてたこで、よくいっしょに海に行っていた。「おばーちゃん」だからよろしく・・っと引き継いだ。 86年から走りつづけ、いろいろなオーナーに渡り、最後に事故で廃車。 「大事に乗ればどこまででも走ってくれるから・・」ということばを思い出す。「おばーちゃん」、身代わりになってくれてありがとう。。 長くがんばったね。 17年間おつかれさま。 ・・なんかSLのお別れ式みたいな、そういう気分になってしまった。。
※壊した本人がいうのも変だが。。。
・・要するに「雨の日は、スピードをだすのはやめましょう。 ハイドロ・プレーニング現象の危険あり。」っということで、「運転は、だろう運転ではなく、かもしれない運転。」っというごくごくあたりまえのことができなかったということだろう。
トーイング後、CHのプロジェクトの手伝いをする。 終了。 乗せてもらい、普通に学校にくる。。 アサインメントをする。 激動の一日を思い出す。。
「・・なにやってんだ! おれ!」 っと、いまさらわれに帰り、くるまを一瞬でなくしてしまった自分につっこむ。
・・まあ、去るものは去る。
そういえば、くるまに、編集を保存しているハードディスクを乗せていなくてよかった。。
だから、この自主映画の奮闘は、決して去るものではなかったんだ。 ・・っということか? ・・っということだ。 ・・きっと!。。
<Upcoming schedule>
December 8, 2003
Editting 8a-9a / 10a-12p
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常々、世話になっているCHのプロジェクトを手伝うため、午前8時30分の集合時間に合わせてフリーウェイをとばす。。
カリフォルニアでは、めったに雨が降らず天候つづきなのが普通だが、めずらしく夕べから雨。
そういう雨を心地よくも感じていた。
「ハイドロプレーニング現象」というのを日本の教習所にいるとき、何回も耳にしていた。 ・・といってもなかなか起きない。 うわさは聞くが見たことがない。 でも、よく聞く。
そんな「ハイドロ・プレーニング」を今日はついに体感してしまった。
時速65〜70マイル(法定速度)で走っていたとき、いきなり前方に霧が見えた。 朝の8時だいだし、フリーウェイでよくあるいきなり渋滞で急停車しないといけない状況は起こらない。・・そう思っていた瞬間、かすかに停車している車。 目を疑ったが、考える間もなく、どんどんと近づいていく。レーンを変えるにも、横を一度確認しなければならず、もしそれで移動できなければ、直進して大事故となる。 ・・そう思い、このままのレーンで停車しようと反射的にブレーキ。
ぜんぜんきかない。 横滑りをしないように、ブレーキを深く踏み込まず、踏んでははなしたりと、徐々に停車しようとするがダメ。 ハンドルをきるが、まったくそれもきかない。
・・要するに、そうやって玉突き事故が起こっていたところに、突っ込んでいった。
なんとか、一台はよけきったが、先に衝突して停車していた車にあたる。
ボンネットが盛り上がる。
衝突により幸い車は止まったが、その瞬間、こんどは後ろから猛スピードの車がやってくる・・そうおもい、急いで振り向く。 ・・まだ、来ていない。 エンジンをかけ、移動しようとしたが、前に進まない。 車からでて、カープール(搭乗者2人以上でないと罰金をもらう一番速いくるまの走るレーン)に逃げたが、そこも実際あぶない。 でも中央分離のブロックがあるのでまだマシ。
その玉突き衝突は全部で7・8台。 救急車と警察が一気にやってきて、フリーウェイをしばらく封鎖した。
運良く、かすり傷をひざにつくっただけですみ、追突した車に乗ってたラティーノ系のにいちゃん二人も一応大丈夫そう。 ・・おそらく、あとで首にくるだろうが。。 保険はいっててよかった。。 で、最初に事故ったちょう本人は、四駆に乗っていたのでピンピン。 で、初めにその車に追突した人は、血だらけ。 意識はあったようだが。。 その後ろの若手白人ギャルは、エアバックの出た狭い運転席で、携帯電話中。 さっきぎりぎりよけた車はその後ろだが、そこまで行くには少し遠い。 見渡すと大渋滞。 事故に関係したくるまは、つぎつぎとショルダーへ移動したが、動けない車は即トーイングか、パトカーにうしろのバンパーを押してもらい、ショルダーへ移動。 こっちのパトカーはすごい。 ・・衝突後、ブレーキが壊れてきかなかったので、微妙にあせっていたが。。
最初に事故ったくるまが全部の車に支払いをするかが気になるが、おそらくそれは無理。 おそらく被害にあったみんな弁護士を立てるだろう。 僕の場合、今のところどうするかまだ分からない。。
・・たぶん最初に事故ったくるまも、ハイドロプレーニングで一人こけしてて、そこに後続のくるまがぶつかってきたのだろう。 きっと、あのあたりいったいに、たっぷりと雨水がたまっていたのだろう。 そういえば、この辺のフリーウェイの水はけとかの整備がしっかりしているはづがない。。
とりあえず、車は廃車以外にありえない。 古いくるまで、修理代の方が買った価格よりも高くなる。 で、修理して乗っても、最後に売りはらえない。
前のオーナーは、ボディボードをしてたこで、よくいっしょに海に行っていた。「おばーちゃん」だからよろしく・・っと引き継いだ。 86年から走りつづけ、いろいろなオーナーに渡り、最後に事故で廃車。 「大事に乗ればどこまででも走ってくれるから・・」ということばを思い出す。「おばーちゃん」、身代わりになってくれてありがとう。。 長くがんばったね。 17年間おつかれさま。 ・・なんかSLのお別れ式みたいな、そういう気分になってしまった。。
※壊した本人がいうのも変だが。。。
・・要するに「雨の日は、スピードをだすのはやめましょう。 ハイドロ・プレーニング現象の危険あり。」っということで、「運転は、だろう運転ではなく、かもしれない運転。」っというごくごくあたりまえのことができなかったということだろう。
トーイング後、CHのプロジェクトの手伝いをする。 終了。 乗せてもらい、普通に学校にくる。。 アサインメントをする。 激動の一日を思い出す。。
「・・なにやってんだ! おれ!」 っと、いまさらわれに帰り、くるまを一瞬でなくしてしまった自分につっこむ。
・・まあ、去るものは去る。
そういえば、くるまに、編集を保存しているハードディスクを乗せていなくてよかった。。
だから、この自主映画の奮闘は、決して去るものではなかったんだ。 ・・っということか? ・・っということだ。 ・・きっと!。。
<Upcoming schedule>
December 8, 2003
Editting 8a-9a / 10a-12p
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